3月12日(金)に主催します、水谷川優子さん(チェロ)のプロフィールをご案内します。
水谷川優子さん(チェロ)
「交響楽団の祖」と呼ばれる祖父、近衛秀麿の遺志により5歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学のディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院主席卒業、同大学院終了マギスターの称号を得る。同時期にローマのサンタ・チェチェーリア国立アカデミーのソリストコースにて研鑽を積みながらヨーロッパでの演奏活動を開始した。
今までに勝田聡一、松波恵子、ハイディング・リチャウアー、故アルトゥーロ・ボヌッチ、室内楽を故ハンス・ライグラフ、目へナム・プレスラー、ハーゲン四重奏団の各氏に師事し、第6回東京国際室内楽コンクール優勝、併せて斎藤秀雄賞とアサヒビール賞を受賞。イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝、ピネローロ国際室内楽コンクール2位、バロックザール賞など多数受賞。
最新のソロアルバム「Con Amina〜魂をそえて」は「レコード藝術」誌で準特選盤、優秀録に選出。「勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色」(東京新聞)「心をノックするチェロ」(毎日新聞)と評されている。ソリストとして他に邦楽などの異分野アーティストとのコラボ(NHK第35回日本賞授賞式で能管楽の一噌幸弘氏と皇太子ご夫妻のご列席のもとでの記念演奏)「EnsembleΦ(ファイ)」「Trio Sora」のメンバーとして活躍中。
現在、日本とドイツを拠点に置いて各国の音楽祭のソリスト、室内楽奏者として招聘されており、エジプトやヨルダンでもオーケストラと共演、現地の音楽院での指導も行い、2019年3月はシンガポールに招かれている。活発なコンサート活動の傍らではライフワークとして少年院、ホスピスなどの施設を訪問して演奏を続けている。
ユニークな活躍ぶりが注目されラジオやテレビにゲスト出演も多く、2018年4月より1年間ラジオ番組Music Birds「コンサートイマジンPresents今トキ!クラシック」のパーソナリティを務める。
また、同年8月出演のNHKFM「長崎・祈りの音色」が平成30年文化庁芸術祭にて優秀賞を受賞、その演奏が高い評価を受けた。