(アンコールのメンデルスゾーンを弾く、和波、岩崎、土屋プロデューサー)
9月24日、和波たかよし(ヴァイオリン)、土屋美寧子(ピアノ)、岩崎洸(チェロ)の三重奏の会は、充実した演目、圧倒的な演奏によって、小さなサロン全体が、熱気に包まれた、素晴らしい演奏会となりました。土屋美寧子先生のプロデュース企画も第3回になり、今回も、東京、大阪、横浜より、お客様がお見えになりました。なかでも、地元のアルパカ牧場の長、90歳を超えた、小林亀太郎さんに、お越しいただけたのは、感慨深いものでした。
(終演後、理事長・中澤道夫、岩崎洸さん(チェロ)、和波たかよしさん(ヴァイオリン)、土屋プロデューサー(ピアノ)との記念写真)
ドビュッシー、シューマン、ブラームスの最後のトリオ・・・全体の構成も素晴らしかったけれど、クラシック音楽の表現技術を語る際に、正当な音楽語法、或いは、伝統的なメチエ(技術)を持つ人々が奏でる、「室内楽」の素晴らしさは、三人の演奏家の、「対話」であることを、再確認させられました。演奏される音楽の有機的な表情、岩崎洸さんのチェロの躍動、ヴァイオリンとチェロの丁々発止の「会話」を支え、相槌を打つ、「ピアノ」の素晴らしさ!
(次回の出演者・樋口先生と、土屋プロデューサーが歓談する光景)
今回、10月29日(土)に講演会で、講師をしてくださる、国際音楽学会副会長、明治学院大学・バッハ・アカデミー総監督の樋口先生も、お越しくださいました。NPO法人「心は灯りと音と森の研究所」は新設されたばかりですが、ライティングハウス・南アルプス・サロンに、今回、和波先生や、岩崎先生を筆頭に、国内外で活躍し、我が国を代表する、と書いても過言ではない、一流のアーティストをお迎えできたことは、私達の誇りです。今後も、南アルプス・サロン、亀戸サロンにて、音楽や、文化と、「灯り」を軸に、心、森の理事長の「理念」に基づいたことを催していければ、と願っております。今後、より大胆に、本法人は、活動してまいります。皆様、宜しくお願いいたします。
(終演後、お客様に挨拶される、岩崎さん、和波さん、土屋プロデューサー)